こんにちはT-BODYの松浦です。今回は私事ですが東大阪市の自宅から和歌山県田辺市本宮町にある川湯温泉までママチャリツーリングに行ってきたお話です。

まず「なぜママチャリなの？」と不思議に思われるかもしれませんので簡単に説明します。最近はサイクリング車ブームでロードバイクやクロスバイクなどツーリングで乗られている方を多くみられるようになりました。

でもママチャリでもツーリングは可能なことを証明したかったんです。別に高価なサイクリング車を購入しなくても家にあるママチャリで最初はツーリング十分です。

荷物も乗るし日常使いだってサイクリング車より機能性十分です。デメリットとしてパンク修理などのメンテナンスのやりづらさや、輪行ができない部分もありますが。

でもそれは、いくらでもカバーできますので、これから自転車を始めたいという方は、今家にある自転車で少し遠出をすることから始めてみませんか。

自宅出発午前3時30分・五條市を目指す

7月２９日午前３時３０分自宅を出発。まず第一ポイントとなる五條市を目指します。五條市までは約50キロ。まだこの時間は真っ暗ですが、午前４時を過ぎる薄っすらと空がだんだん明るくなってきます。外環状線を走り大和川を越え165号線を走ります。その道で奈良県に入る。165号線は大阪教育大学を過ぎた辺りから道幅が狭くなり危険ですので慎重に走ります。

帰路に撮影した画像です。

葛城市・御所市

途中165号線から離れ、24号線と並行する山手の道を走ります。この区間がアップダウンが激しく長く感じますが、ただひたすらペダルを漕ぎます。

6時20分に奈良交通五条バスセンターに到着。その向かえ側にあるスキ屋で朝食をとりました。

大塔村を目指す

ここからは168号線にひたすら走り、和歌山の川湯温泉を目指す。168号線に入ってからの第一の難所は大塔村までの坂道です。30キロ程度坂道が続きトンネルもあります。ママチャリで無事完走できるかどうか、判断できる最初の道でもありました。

五条からの距離（大塔村30キロ・十津川村70キロ・本宮大社88キロ）

心配したのが、①道が細いので自転車が走るスペースがあるか（ダンプトラックも多く走る）②トンネルを自転車で通ることができるかでした。

実際に走ると、自転車が通る幅は確保できます。車も十分に間隔を空けて追い抜きしてくれるので心配するほどではありません。（中には幅ギリギリで抜かしていく車もあるので注意）

トンネルは、はっきり言って危険。それと坂道だと押してトンネルを通行するので暗くて気持ち悪い感じがしますが、焦らずゆっくり通行します。（必ず緊急用の歩道のような部分がある）

ただ辛いことばかりではありません。自転車で山間部を走るときれいな景色や空気もゆったりと感じることができます。

大塔村9時18分到着

十津川村で予想外のことが起きる！

次は道の駅・十津川郷を目指す。十津川村までも坂道が続きます。炎天下で汗が吹き出てくると思っていましたが標高が高くて涼しくそのおかげで汗はあまり出てきません。

途中、山道でパトカーが僕の周りを行ったり来たりしているのが気になりましたが、地域の安全を守っているんだなっと思って気にしていませんでした。

谷瀬の吊り橋あたりで、パトカーに抜かされた途端、僕の数メートル前でパトカー停止。警察官が下りてきて「話を聞かせていただきたい」と言っています。

十津川村をママチャリで走っている姿は、不審者に見えたらしく（失礼）職務質問をうけました。事情を話すと最後に「気を付けていってくだい」と言ってくれましたが、何だかモヤモヤした感じが抜けませんでした。

大阪では、許されることでも田舎では不審者にみられることがあることに勉強になりました。一見田舎はのんびりとした雰囲気で憧れますが、メリットデメリットがあるんだなぁと感じました。

気を取り直して、自転車を走らせます。12時07分に道の駅・十津川郷到着。

道の駅 奥熊野古道ほんぐうを目指す

次は道の駅 奥熊野古道ほんぐうです。ここまでくると下りが多くなります。あと約20キロの道のりです。気も楽になってきます。(^^　

途中二津野ダム湖をあたりを通りすぎ、雄大な景色が連続します。湧き水もあり途中頂きました。

道の駅 奥熊野古道ほんぐうへは14時34分に到着。ここの道の駅はコープがあり食料を調達します。この近辺でスーパーはここだけです。ここから宿をとっている川湯温泉へと移動しました。

帰り

川湯温泉で2泊でゆったりとして、7月31日土曜日に折り返しで自転車で帰りました。はっきり言って帰りも同じルートを走らないと思うと憂鬱でした。

また「あの暗いくて長いトンネルが・・」「坂道が・・」など考えてしまいます。でも自分を勇気づけて自転車で帰宅。

帰りは川湯を午前4時30分に出発。本宮大社の前が夜明け前の幻想的な雰囲気に立ち止まりました。

本宮大社にて撮影。

自転車を乗りながら景色を見ていると昨日の不安な気持ちは吹っ飛んでしました。さぁ！家までしっかりペダルを漕いでいきます。

道の駅・十津川郷で朝食

谷瀬のつり橋に寄り道

風屋ダム

大塔村までの道路の雰囲気

奈良交通五条バスセンター

帰りは下り坂のほうが多く川湯温泉4時30分～奈良交通五条バスセンターには11時58分に到着しました。帰りのほうが早かったです。

しかし、五條から東大阪市までの道のりが日陰が少なく炎天下でのツーリングは山中を走るより体力を消耗しました。無事15時に東大阪市若江岩田に到着しました。

次はどこに行くか妄想して一人ワクワクしています。