T-BODY|東大阪市パーソナルトレーニングジム

太る仕組み!【食べていないのになぜ?体脂肪が落ちない】

2021.03.23

一か月で痩せたい!

「痩せたい、引き締めたい。短期間で!」あの太っていた有名人が痩せたから私も!その人が値段以上の価値や効果を感じられる商品をみつければ即・購入するかもしれません。

「ビフォーアフターの写真」などあれば、ますます真実味を帯びて「私も一か月後には!」未来は希望でみち購入。販売者側の目的も叶い、相互利益の関係となります。

でも一つ問題なのが「短期間」ですぐに効果がほしい。短期間での成果は想像できるけど、長期間となると自信がない。このような購買心理をついての商品がたくさんあります。ダイエットに失敗する人は色々な商品やサービスを試してきた経験ががあるかもしれません。

例えば今流行りの低糖質ダイエット。本来は病を患った方が糖質を制限したり、ボディビルダーなど競技者が実践していること。病人でも競技者でもない人が、このような過酷な食事制限を何か月もすることは、まったくもって苦しく過酷なダイエットとなってしまいます。

また既婚者であればそれを実行するときは何らかの障壁もあるでしょう。今まで何の運動もしなかった方がトレーニングと併用して食事制限もしたら。。目的を達成した後の反動は大きく開放感でリバウンドの確率は高くなります。

あなたの今の体は、それ相応な月日で形作られてきたのです。それを短期間でと焦ると無理なダイエットになります。そのダイエットはずっと続けられるのか?そこを考えてみてください。

スポーツ栄養学 寺田心 糖質制限の実験報告
①タンパク質エネルギー摂取80%の厳しい環境化でしか脂肪減少効果がない。
②高たんぱく・無糖質は内臓脂肪の減少が認められるものの腎臓や肝臓に負担がかかり肥大するという研究報告。
③長期的な糖質制限で死亡リスク・心血管疾患のリスクこのようなリスクの研究報告。

糖質制限をやった経験上。人生初めての便秘になりました。腸内環境が変わるために便秘に陥る人がいます。植物繊維のサプリを飲めばいいと言う人もいますが、便秘は一度なるとサプリではなかなか改善できなかったのが実情です。

神奈川歯料大学健康科学講座の実験

平均年齢23歳の113名の学生を対象に「運動実施者で食事制限なし・運動無しで食べ過ぎに注意している者」など分類に分けBMIと体脂肪率の調査。

  • 食事制限は過体重を防ぐ効果はあっても肥満を防ぐ効果は少い。
  • 運動をよくすることは ,過体重を防ぐだけでなく肥満を防ぐ効果もあった。
  • 健康にダイエットするには運動の実践が推奨される。(BMIは身長と体重のバランス、脂肪組織の量を示すものではない。)
  • 現代人の肥満は、摂取エネルギーの過剰というより運動不足によるものであることが指摘されている。
  • 女性は体重を減 らすことを念頭にダイエットをする傾向が強い。 そのため摂取エネルギーだけを減らしてしまう傾向が強い。結果、筋肉や骨・他の組織が減少し体重が減少する。ただし脂肪が残って体脂肪率は高値のまま。
  • 食事の量を減らすのは体重を減らすだけです。体脂肪は落ちない。肥満を予防するには運動が有効であるといえる。
  • 体脂肪が多いグループは、男女ともに食事制限だけで運動をしていない者が多い。体脂肪が少ないグループは、男女ともに食べ過ぎてしまう傾向にあるが運動をよくしている者が多い。

この実験の結果は、食べ物の制限だけで体重をコントロールすることは、体組織の減少、体力の低下、生理不順、体脂肪の蓄積、痩せすぎ、などの問題へとつながってくるということです。

ダイエットの目的

人生を生きる目的は、体重を減らすことではありません。食べたいものを我慢することでもありません。よりライフスタイルが楽しく過ごせるかどうかと思います。ダイエットに一点集中すると、存在価値が大きく体重という数値だけが目標になってしまいます。

食べるのを我慢すると、体力が落ちて何をやっても痩せにくい体にと変化していきます。僕が考えるダイエット(T-BODYではダイエットという言葉をつかいません。シェイプアップ)の目的は「健康的・活動的になって人生をエンジョイすること」です。

身体を動かす楽しさ知り・運動した後の食事の美味しさを感じ、結果体が引き締まってくる。体重を減らすことだけにフォーカスせず運動を好きになる方へと努力してしてみませんか。

【ダイエット=体重減少】だけではないことを理解してください。

食べ過ぎてしまう人の心理

女性は食べ過ぎに注意している人が多いですが、中にはついつい食べ過ぎてしまう傾向の人がいるかもしれません。肥満体の人ほど、外からの情報に左右されやすいという報告があります。

CMや雑誌で美味しそうな食べ物をみると「食べたい!」となります。「今は我慢」「運動してから食べよう」など流すことができず、実際に行動に移してしまいます。

そしてそれを食べてしまうと、数分間は満足感で幸せな気持ちになりますが、時間が経つにつれ「また、食べてしまった」と落ち込んでしまうんです。酷い場合は嘔吐や下剤をして吐き出そうとします。こうなれば病につながってしまう場合がありますから注意が必要です。

そのような方は、CMで流れる健康運動商品にもとても反応します。「私運動不足だ。買わないといけない」という心理になり家にダイエット器具。結局使わないので部屋に転がったままになっている場合があります。

口唇欲求
人間には口唇欲求というのがあります。赤ちゃんの時はお母さんのおっぱいを安心します。それが大人になっても残っているので不安になると口でその刺激を求めてしまうのです。【爪を噛む・タバコを吸う・何かを飲む】これらはすべて口唇欲求と言われています。

いずれにしてもついたくさん食べてしまう人は「食欲」だけにフォーカスしないで「口唇欲求」の可能性もあるかもしれないということ。「さみしさ・不安・イライラ」などを解消しようとして、それが食欲に向いているのかもしれません。

減量を目的にすると失敗する

プロボクサーだってボディビルダーだって、いつも減量している訳ではありません。競技日にあわせて体を仕上げていきます。その目的を達成すると休息期間。休息期間がないと体が壊れてしまいます。

それだけ大変なことをやっているのです。アスリートの行っている一部だけを真似ても続けられないのは当然のことです。健康づくりの三要素は「栄養,運 動,休養 」です。アスリートは期間を決めてしっかりと休養もしているのです。

まとめ

  • 我流の食事制限は、体の組織を負担になり、体重が減少しても体脂肪はおちていない。
  • 我流の食事制限は、筋力低下、生理不順、痩せすぎの危険因子が含まれる。
  • 肥満の原因は、摂取カロリー過剰よりも運動不足によるものの原因が高い。
  • BMI値が低くても体脂肪の数値が高い場合がある。逆にBMIが高くても筋肉の量多く体脂肪の数値が低い場合がある。
  • ダイエットの目的はただ体重を減らすことではない。

最後に

「食べていないけど太る」「運動しているけど成果がない」この仕事をしているとよく耳にします。そのような方は、食事の回数は少ないですが栄養が偏っていたりします。

運動は散歩程度。普段はほとんど歩かない・階段を使わない・長時間座ることが多いなどの共通点があります。だから、食べる量がすくなくても、運動しないので低体力となって、年齢とともに太っていくのです。

体を整えることはシンプルです。まずは運動。トレーニングの時間を作らなくても、車を使わず歩いたり、自転車で移動したり、エレベーターに乗らず階段を使ったり、工夫してトレーニングの時間を増やします。

運動は体力の強化だけではありません。気分転換や余暇を楽しむという精神的安定効果もあります。例え、食べ過ぎ摂取カロリーが多くなっても、運動は消費カロリーを追加して摂取カロリーと消費カロリーのバランスをゼロまたは負にして肥満を防いでくれるのです。

今の自分を受け入れて、それをどう対処していくか?T-BODYではそのようなことをじっくりと考えサポートすることが大切だと思っています。

運動の楽しさの終了後の爽快感・運動後の食事の美味しさを僕は伝えていきたいと思っています。このブログを通じて何かしれの気づきがあれば幸いです。

体を引き締める食事 【簡単!摂取カロリー計算方法】

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