肩甲骨の凝り
2021.08.07
こんにちはT-BODYの松浦です。今回は肩甲骨の凝りについて書いていきます。まず肩甲骨の凝りと表現しても部位が曖昧な感じになります。
私がイメージする肩甲骨の凝りは背骨と肩甲骨の間です。その部位を押すと凝りを感じたり、気持ちよく感じたりします。
T-BODYパーソナルトレーニングジムでは肩甲骨の凝りでお悩みの方もいらっしゃいます。この肩甲骨の凝りですが、これが非常に厄介者なのです。それは肩や首、腰にまで凝りや痛みを波及するからです。
肩甲骨の動きが悪くなれば背骨の動きが悪くなり首や肩、腰の動きも悪くなってしまうからです。このような状態になると筋肉をほぐすだけでは改善できません。筋肉の強化も必要となってきます。
どういうことか実例を交えて説明していきます。
目次
肩甲骨の凝りの原因
画像の女性の姿勢を確認してみてください。どうでしょうか?確認しやすいように垂直線(中心軸)を引いています。
身体全体が中心軸より前方よりになっています。一見背筋が伸びて綺麗な姿勢にみえますが、ご本人様が肩甲骨の凝り・肩こり・腰痛に苦しむ原因は姿勢にあります。
なぜこのような姿勢が定着するのか?
正しい姿勢は背筋を伸ばし胸を張ることだと認識しているからです。この女性は以前に「猫背」だと言われてそこから背筋を伸ばすようになったと仰っています。
背筋を伸ばすこと自体悪いことではありませんが、良い姿勢を維持するのは背筋を伸ばすことだけではありません。その他にも大切なことがあります。
背筋を伸ばすことだけをすると、肩が緊張して胸やお腹のエネルギーが前方から逃げてしまいます。そうすると、身体前面の筋肉の緩み(胸筋・腹筋)が生じ。その逆の背中側の筋肉が緊張してしまいます。
身体の状態
お体に触れてみると、上半身の筋肉が凝り凝り固まっている状態です。姿勢から紐解いた通りの状態です。下半身の筋肉は特にお尻の筋肉や太もも裏(ハムストリングス)の筋肉が弱っている状態。
これは足腰でしっかりと体を支えることができていないからです。人の体は、植物でいう根っこの部分が大切です。
大木でも風に吹かれても簡単に倒れないのは根っこの部分がしっかりしているからです。人間も同じで、植物の根っこの部分に当たるのが足腰になるわけです。
この女性の場合は上半身が緊張・下半身が緩んでいる状態は、大木でいえばひっくり返った状態になっているということです。
トレーニングメニュー
トレーニングメニューの一覧をピックアップしました。
- 正しい姿勢(上半身がリラックスする姿勢)身体に教える。
- 肩甲骨周辺の筋肉のストレッチ。
- 胸郭のストレッチ。
- 腰のストレッチ。
- 腹筋、胸の筋肉の強化。
- 肩甲骨・背中の筋肉の強化。
大まかなトレーニングのメニューはこのようなイメージです。
セルフトレーニング
肩甲骨周辺の筋肉のストレッチ
胸郭のストレッチ
腰のストレッチ
腹筋トレーニング
肩甲骨・背中の筋肉の強化
まとめ
慢性の体の不調は筋肉をほぐしても改善できないのは、ほぐす部位と鍛える部位があるからです。また体の使い方の癖などご自分では気が付いていない部分もあります。
T-BODYパーソナルトレーニングジムでは筋肉を鍛えるだけでなコンディショニングも大切な要素として体の歪みなど考慮してメニューを組んでいきます。
不調を改善するには受け身の治療では良くなりません。ご自分で体を動かし筋肉を鍛える!運動では取れない凝りはトレーナーが排除する!このような方法でサポートしております。
お気軽にお問い合わせください。