「魔法のような医療」を追い求める間違った認識を改める
2023.01.25
有名な治療家の施術で「長年苦しんでいる痛みが消える!」というような認識はないでしょうか?
魔法のような手技があり 「一瞬で!治してくれる」
このような認識を正さなければ痛みの改善にはつながりません。
どういうことなのか具体的にみていきましょう。
目次
腰痛とは
腰痛の原因のおよそ85%は、さまざまな検査をうけても原因を特定できないとされています。
ようは原因がはっきりしない痛みが大半ということなのです。
分類すると
- 特定できない腰痛
- 特定できる腰痛
慢性腰痛(筋膜性腰痛)ぎっくり腰など
内臓疾患、組織の損傷(椎間板ヘルニア、狭窄症、)など
特定できれば、病院で処置の方向性を示してもらうことができますが、画像で特定できない腰痛は「ここが原因」だと断定できないのです。
では、特定できない腰痛の原因は何なのでしょうか?
姿勢が悪い?太り過ぎ?違います!
整体で特定できない腰痛を完治できるのか?
「筋肉が弱くなっている」というと。
- 「俺は肉体労働で身体を使っているから弱くない」
- 「スポーツをしているから弱っているはずがない」
などという意見もあると思います。が
反復の動作しか行わないと過負荷で疲労が溜まり筋肉も弱くなるのです。
それが痛みの原因になります。
痛みを改善するために整体やマッサージに通う場合があります。
「腰痛、整体」と検索するとたくさんヒットします。
整体の手技だけで腰痛を解決できるかは答えですが、「ある程度は緩和できる」が答えです。
ある程度とは、痛みの大きさが10であれば3程度まで収めることができます。
痛みの残りは、自分で治すという事です。腰痛の方はおおまかにわけると、
- 運動不足の方
- 運動を熱心にしている方
のどちらかになります。
運動不足の方が、整体で腰痛が改善されても再発するのが落ちです。
なぜなら自分の体重を支える筋力がないからです。
逆に運動を熱心にしている方は、特有の動きの繰り返しでバランスが狂い痛みに繋がっているのです。
だからスポーツ以外の補強運動が大切になってきます。
運動動画は役に立たないサイトが多い。
僕もYouTubeでトレーニングなどの参考動画を拝見することがあります。
実際に現場で使えそな、トレーニング文献を事細かに紹介をしている方もいますが、
その一方で再生回数を目的だけでアップしている動画も多いです。
ディスクワークで運動を全くしない人。
逆に運動をほぼ毎日行っている人。
肉体労働の人。
生活環境がことなれば運動プログラムは違ってきます。
毎日運動を行う人であれば、疲労した部位の緩和や弱化部位の強化。
運動頻度が少なく、筋力低下がある方は、全身の筋力強化が必要だと考えたり。
その方それぞれの改善プログラムが考えられます。
だから生活状況を細かく聞かないと、痛みの改善糸口は立てられません。
まとめ
- 整体の施術だけに期待しない。
- 痛みの治療は人まかせにしないで自ら動く。
- 役に立たない動画を参考にしない。
放っておくと、身体は貧弱化する一方です。
しかし、どんな時代が訪れよと自分の身体をしっかり支える筋肉を鍛えておいて損はありません。
3ヶ月前に行った運動メニューが楽に思うことができたら、強くなっている証拠です。