シェイプアップにおいて必要な事と不必要な事
2022.04.28
シェイプアップ(ダイエット)をする前に、現状で自分に必要な行動をまず列挙します。
しかし、検索しても情報が多すぎて
「あれもこれもしようと考え」
やる事が多すぎて結局何から手をつけていいのか分からない、、、
となってしまうのです。
というわけで、この記事ではシェイプアップで必要な行動を事例を参考に
どのようにして選ぶのか解説します。
目次
自分視点に立つことが大切
シェイプアップをしたいという案件では「生活習慣で見直す事を考えてみて下さい」と最初にお客様に尋ねます。
トレーナーであるアナタは考えないのですか?と思われるかもしれもせんが一応これには理由があります。
答えは 「自分自身で現状の生活態度を見直して、考え行動する」 という非常に大切な考え方を身につけてもらうためです。
画像の女性は昨年の7月にジムに来られました。
これまでに、低糖質ダイエットなど行ったが思うように体重が減らないということでした。
しかし生活習慣をお聞きすると改善する事はいくつかありました。
■食事内容や生活習慣
ダイエット方法など検索すると、「糖質ダイエット、一日10分筋トレ、断食ダイエット」を掲載しているサイトを見ますが、あまり参考にすべきではないと思います。
確かにその情報の通りやれば、道筋が見えて安心するかもしれません。でもアナタの生活習慣など考慮したメニューは教えてもらえません。
つまり、今現状の自分自信の分析をせずに行うので結果が表れず。。。「何をしたらいいのだろう」と結局また悩むことになるのです。
ですので、シェイプアップをする場合は最初にすべきことは何かというと「自分自身の生活習慣を分析する」ことです。
※シェイプアップとは運動、食事など生活習慣全般を見直し健康体になることです。ダイエットとは食事を見直し、減量することを指します。あくまでも一個人T-BODYジムの概念です。
ご相談を受けた女性の改善策
お酒の量
お酒が好きな方で、ジムに来られた時は平日は飲まない工夫をされていましたが、週末はお酒フリータイムとして、飲まれていました。
改善策
- 1、飲酒する日は前にトレーニングを行う。
- 2、おつまみはカロリーの少ない食べ物を選択する。
最近は平日の禁酒日をやめた様子ですが、それでも着実に減量していました。
栄養表示の確認
食材を購入する前は、必ず栄養表示を確認することをお願いしました。
特に加工食品の脂質が多い食材を選ばない。(スィーツ、菓子パン、その他)
もし食べてしまった場合は、
- 1、次の食事の量を少なくする。
- 2、トレーニングや運動で消費する。
ことをお願いしました。
糖質
低糖質ダイエットではストレスが大きかったので、糖質を勧めました。
改善策
- 1、白米から玄米(苦手な方は3分~5分ツキなど工夫する)
- 2、昼食では糖質は摂らない。
- 3、糖質摂取前は自炊の野菜スープを食べる。
運動
トレーニングの他に、この方はダンス(一回40分程度)をやっておられて、ダンスの練習日を増やすことで消費カロリーの増大を狙いました。(ダンスでなくてもウォーキングなどでもよい)
昨年の4月~今年の4月で10㌔の減量に成功しました。
必要な行動は自分視点で考えよう
具体的に考えてみましょう。
例えば、自粛生活で家にいる時間が多くなり一年間で10㌔太ってしまった。
痩せなければと思い、ダイエット方法を探していたとしましょう。
おそらく「痩せる サプリ」「痩せる 食事」などと検索することでしょう。そして上の方に検索がヒットしたサイトから開くでしょう。
その時に、どんなページを見るでしょうか?
- 痩せる食事メニュー?
- 痩せる運動?
- 痩せるサプリメント?
このような答えを思いついた方は、まだまだ自分視点に立てていません。
もっと深く考えないといけません。
食事メニューと言っても、その通りに実際に行っていけるでしょうか?
そもそもライフスタイルは人それぞれで「仕事内容、運動量、未婚か既婚、子供の有無、嗜好品」など個人のスタイルはピンキリ。
という事は、自分がどのようなライフスタイルなのか分析できていない時点では、食事メニューだけを参考にしても、辛くて続けることは厳しくなるのです。
大切なことは「流行りのダイエット方法に飛びつくのでなく」一旦立ち止まり、現状の生活態度を見直すことが大切なのです。自分と対話することで、見えてこなかった「これ、絶対必要やん!」という事柄が見えてくることがよくあります。
流行りのダイエット方法が不要だということも見えてきます。
シェイプアップに導くから「導線」である
必要な行動を列挙したら満足してしまう人が多いですが、それでは50点です。
先ほどの女性の例でいえば、生活態度から考え、痩せない原因を挙げていくと、実行することが予測しやすくなります。
つまり「減量できないのは気づかない内にカロリー過多になっている」という予測がついてくるのでバランスよく食材を選び、過度な糖質制限は必要ないということになります。
ダイエットというば糖質制限やん!という風に思ってはいけません。
糖質を摂らないあまりに、ストレスが増し嗜好品の量が増え、最後はストレス爆発!案外気がつかない落とし穴です。
なので、まずは自分との対話。
運動量、食事内容、嗜好品などの現状を考え改善する部分を探すのです。
一番最初に「糖質ダイエット、一日10分筋トレ、断食ダイエット」そういう情報を掲載しているサイトをみますが、あまり参考にすべきでない」と述べましたが一番の理由はこれなのです。
結局「現状の自分自身が見えているか分からない」という状態だとシェイプアップの導線はできないですし、どのようなことが大切なのか見えてこないのです。
まとめ
シェイプアップにおいて必要な事と不必要な事を見極めるには、自分との対話で生活態度を見直すことが一番大切でした。
そうやってできた道筋は、流行りのダイエット方法でなくて、食事量、運動量、嗜好品などの生活環境を考え行動することです。
「とりあえず有名人のダイエット方法を真似してみたー」という道筋では、パッと見では真似できるかもしれませんが、実際のところ真似できないかもしれません。
それに、特に理由もわからず行った事は、痩せない場合、どこに理由があるのかということが見えてきません。それはイコール、改善部分がわからない状況になるという事です。
そんな事で、みなさん是非一度自分目線で、どんなことが必要なのか考えてみて下さい。応援しています。