「正しい姿勢」がまねく腰痛
2021.04.28
こんにちは。東大阪パーソナルトレーニングジムの松浦です。
もっぱら休日は登山に出掛けることが多い松浦です。先日は少し足をのばして滋賀県の『蓬莱山』へ。この山は比良山系で2番目の高さを誇ります。山頂には琵琶湖を一望できる絶景が広がり、冬はスキー場「琵琶湖バレイ」になります。
山頂には、遊べる遊具などもあり一年中遊べる山なのですが、今回は定期点検でお休み!子供たちと遊ぼうと思いましたが、結局登山しかできませんでした。しかし!景色が最高~。
子供の歩くのも早くなってきて、だんだんと成長しているんだなと実感しました。子供たちよありがとう!
それでは、体にまつわる知識のご紹介です。
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目次
それ本当に正しい姿勢?
世の中の多くの体の不調や痛みが治らない原因は姿勢が関係しています。私のジムに来られる方の姿勢を調べると、姿勢が崩れてしまっている方が多いです。
自分では「よい姿勢」と思い続けてきた姿勢。ご自分の姿勢の画像を見ると「こんな風だったんだ!」「なんか変な格好になっている!」と驚かれることが多いです。
姿勢が悪くなると、なぜ痛みや不調の原因になるのか。それは関節の可動域が少なくなるからです。背骨や骨盤、股関節の動きが悪くなり痛みを誘発してしまいます。
それは、可動域が少なくなって一部の筋肉にしか使えていないからです。筋肉が弱くなる部分や使い過ぎて凝り固まる部分などで痛みや不調を招きます。
気になる部分を「ほぐしても」楽にならないのは、筋肉がアンバランスのままだから。それを整えることが大切になんです。その基礎となるのが姿勢を整えること。
今の時代、病院、整骨院、マッサージにモノやサービスを選び放題ですが、治療院に通う前に自分の姿勢を見直してください。ヒントが見つかると思います。
良い姿勢をとろうとして
姿勢は全体像を見ることが大切ですが、画像の女性の上半身(胸部)に注目してください。世の中では「猫背はいけない!」「姿勢をよくしなさい」とよく言われます。その反動として、背筋を伸ばし過ぎる方がおられます。
この画像の女性の方もその状態です。胸を張りすぎるので、背中上部に本来あるはずの「ゆるやかなS字カーブ」が消失している状態で、平背(へいはい)といいます。
平背の害
背筋を伸ばし過ぎる弊害は、体の前面「お腹」が常に伸びた状態に。そうするとお腹の筋肉が弱くなってきます。
お腹の筋肉が弱くなると臓器を支えきれずお腹ポッコリの原因に。また前方に移動した臓器を支えようとして骨盤が前方へ倒れ、腰痛の原因につながります。
そして常に肩が背骨によって緊張状態。だから上部の背中筋肉は血流が悪くなり、疲労物質が溜まりやすくなります。なのでこれが痛みや凝りの原因に。結果、背骨の動きも悪くなって、それが体全体の動きを悪くしてしまいます。
姿勢は足腰から
よい姿勢は足腰が重要です。それは足腰で体重を支えているからです。足腰が弱くなると、膝が曲がりお尻の筋肉など弱くなってきます。
下半身で体を支えることができないので、上半身でバランスをとろうとします。人間の体は「木」と同じで、根っこの部分が大切です。大木も土に埋まっている根っこの部分がしっかりとしているので
風が吹いても、幹や枝、葉がゆらゆらと揺れても倒れないのです。人間の体も足腰がしっかりしていることで、幹や枝葉にあたる上半身はゆらゆらと風にふかれるようにリラックスできるのです。
平背の確認
平背の確認は、横姿の姿を撮影することで簡単に確認できます。胸を張り過ぎていないか、骨盤はどうか、垂直線からずれていないかを、大まかでよいので確認してみてください。体の知識があまりなくても、不自然な姿勢かどうかは感覚的に判断できます。
平背の対処エクササイズのご紹介
ご自分の画像を確認して、平背じゃないかと感じられたらエクササイズを行ってみてください。平背じゃなくてもエクササイズを行うことで、体を整えることができるので一度試してみてください。
背中ストレッチ
腕の外回し・内回し • 優先順位★★★ 1 日10回、1〜3セット行いましょう。 背中のコリ、肩甲骨の動き改善、肋骨ストレッチ、背骨の動きをやわらげ腰にかかる負担を少なくします。 仕事の合間など行ってください。 |
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平背専用腹筋トレーニング
• 優先順位★★★★★ 1 日10回、1〜3セット行いましょう。 • 胸(胸郭)の動き改善、腰痛対策。 腹筋群を強化し肋骨や背骨の動きをよくする。 お腹を膨らませた状態で背中を地面に押しつけ、腕を垂直に上げる。 |
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平背の対処エクササイズ②胸ストレッチ
• 優先順位★★★★★ 1 日10回、1〜3セット行いましょう。 •背骨の動き改善、肋骨ストレッチ、、腹筋強化、呼吸筋強化 腰痛予防。仕事や家事の合間にやってみてください。スッキリします。 |
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